Mencoder VP6 Kit for Intel Mac

最終更新日: 2008/3/7

これは何?

Intel Macでmencoderを使ったVP6エンコードを容易に行うためのツールです。Windows用のDLLを利用する性質上、PowerPC Macでは動作しません。

準備

VP6のdllをインストールしておく必要があります(/usr/local/lib/codecsにインストールされるvp6vfw.dllが必要です)。 mplayerの公式サイトのダウンロードページからIntel Mac用のバイナリコーデックパッケージをダウンロードし(Mac OS X x86 20060611と書いてあるものです)、インストールしておいてください。

使い方

エンコードするファイル選択(もしくはウインドウにドラッグ)し、出力ファイルを指定して開始ボタンをクリックします。バーが伸び切ったらエンコード終了です(2passの場合は2回行います)。

出来上がったファイルのビットレートはログの末尾を参照してください。また、エンコード中にはビットレートを逐次表示しますので、途中の時点で指定したビットレートとかけ離れている場合、エンコードを中止して設定を変更し初めからやり直すのも手です。ログはエンコード開始時に自動で表示されますが、閉じてしまった場合はウインドウメニューから表示させる事ができます。

変換できるファイル

libavcodecがサポートしているフォーマット/コーデックならほぼ全て可能だと思われます。QuickTime、AVIなどのフォーマットから直接変換できます。

各設定項目の説明

ビデオ

ビットレート
目標とするビットレートを指定します。 1pass/2passは、1passの方がエンコードは速いですが、動きが多い動画の場合は2passの方が品質を保ち易いです。
Min. Quantizer
最低圧縮率です。数値が大きいほど圧縮率が上がり品質が下がります。0〜63の範囲で指定します。
Max. Quantizer
最大圧縮率です。数値が大きいほど圧縮率が上がり品質が下がります。0〜63の範囲で指定します。
最大キーフレーム間隔
キーフレームを挿入する最大間隔を指定します。通常はfpsの10倍程度の値を指定します。
フィルタ
mencoderにより適用するフィルタを指定します。使いそうなものをプリセットとして用意していますが、それ以外のものを使いたい場合はカスタムにコマンドラインオプションを直接記入してください。例えばLanczos3リサイズ(512x384)と同等なオプションは
-sws 9 -vf flip,scale=512:384:::3
となります。VP6の場合はflipフィルタが必須な事に注意してください。fpsを変更したい場合、インタレース解除したい場合などもカスタムを使ってください。
2pass ビットレート制御
2passエンコードにおいてビットレートの変動を制御するために使います。通常はデフォルトのままでOKです。

オーディオ

ビットレート
目標とするビットレートを指定します。CBRの場合は仕様上、中途半端なビットレートは指定出来ない事に注意してください。
サンプルレート
44100Hz、22050Hz、11025Hzのいずれかを選択してください。

指定したビットレートを超えた場合の対処

ダウンロード

ソースコードはアーカイブに含まれています。

更新履歴

2008/3/7

2008/3/6

2008/3/5

2008/3/3


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