最終更新日: 2008/7/12
これは何?
MPEG-4 AACファイルの中に書き込まれているビットレートの情報を、任意の値に書き換える事ができるMac OS X用のソフトです。10.4以降で動作します。
こんな人におすすめ
- 現在のiTunesでエンコードしたAACファイルのビットレートが中途半端な値になってキモチワルイ人
- 過去のiTunesでエンコードしたVBRなAACファイルのビットレートが不正確なのがオカシイと思っている人
使い方
変更したいファイルをアイコンにドラッグ&ドロップします。すると、
図のようなウインドウが現れるので、どのようにビットレートを書き換えるかを選択してください。
- 正確なビットレートを計算して設定する
AACファイルのmdat atomのサイズから正確なビットレートを算出し、その値を書き込みます。現在のiTunesとほぼ同じ挙動です。
- ○○kbpsに設定する
自分で好きなビットレートに設定したい場合はこれを使います。
- 自動的にプリセット値に近いビットレートを選んで設定する
AACファイルの実際のビットレートに最も近い物をiTunesで選べるビットレートの中から選択し、その値を書き込みます。例えば、130kbpsであれば128kbpsを、150kbpsであれば160kbpsを書き込みます。昔のiTunesで作ったファイルと似たような結果になります。
- 修正日を変更しない
ビットレートを書き換えてもファイルの修正日を変更前のままにします。
OKを押すと処理が始まります。処理が終わると結果を表示します。処理できなかったファイルがあった場合は表示されます。
ドラッグ&ドロップできる対象は、ファイル(複数可)もしくはフォルダ(1つのみ)です。フォルダをドラッグ&ドロップした場合は、そのフォルダより(サブフォルダを含む)下の階層にある.m4aもしくは.mp4の拡張子を持つ全てのファイルが処理対象になります。
注意
ファイルを壊す事は無いと思いますが、念のため、バックアップを取ってから試してみるのが良いかと思います。
ダウンロード
ソースコードは同梱されています。
更新履歴
2008/7/12
- iTunes 7.7で変換されたAACファイルに対応
iTunes 7.7では本来のものに加えてメタデータとしてもビットレート情報を格納するようになっているので、これに対応。これまでのバージョンでもiTunesに反映されないだけでファイルを壊すことはないです。
- ビットレートの計算方法を変更
kExtAudioFileProperty_FileLengthFramesで取得するとなんか変な値が返ってくることがあるので。ユーザ側には影響ありません。
2008/1/17
- 指定したビットレートを書き込む時にbpsで書き込んでいた問題を修正
ファイルを壊すわけではないけど...これはひどい
2007/11/28
- PowerPCマシン上で動かないのを修正
エンディアン変換部分を#ifdefするの忘れてた...
2007/11/22
2007/11/21
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